※注意※
ここから先は私のドール達の物語が始まります。
ドールがお話しすることやドールに設定があることに嫌悪感を持たれる方は見るのをお控え下さい。

大丈夫な方は続きからどうぞ。

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身も心も黒に染まっていた頃の話






僕は幼い頃から普通の子どもとは少し変わっていました

簡単に言うと人より物覚えが早くて、人より本を読むスピードが速くて

思考回路が子どもらしくない奇異な子どもだったのです

おかげ様で僕はいつも学校でも除者扱いされ一人でした

まあ、静かに本を読めるので、むしろそれは好都合でしたが

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それに友達などいなくても、僕には両親がいたから

僕を愛し、守り、信じてくれる両親がいたから、僕は一人でも辛くなどありませんでした

・・・・・・あの日までは・・・・・・





十歳になる直前に両親が事故で亡くなったのです

僕の目の前で・・・永遠に忘れられない惨劇・・・命が消えゆく瞬間・・・

そして、僕の心に二度と消えない傷跡だけが残ってしまった・・・





憔悴しきった僕の目の前に現れたのは母方の祖父・・・

父の両親はともに他界しており、僕を引き取れるのは母方の祖父しかいなかったので、

僕は母方の祖父に引き取られ、彼が経営する孤児院で育つことになりました

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しかし、ここで問題となったのは僕の性格と生まれついて持った奇異な特技

僕は普通の子どもとは思考回路が違う奇異な子ども・・・簡単に言えば、頭のおかしい奴だったのです

そんな僕を孤児院の大人達は叱りましたが、僕は逆に大人達の矛盾を突き、反論の余地を失くしました

そして、孤児院の子ども達は規律を乱す僕を敬遠しだし、誰も関わらないようになりました

僕もまた孤児院の集団生活から抜け出すようになっていきました





高等学校に入った頃、僕は父の遺品から父の仕事道具を見つけました

小さい頃に父に仕事について少しだけ聞いていて、

その時に「家業を継ぐか?」と聞かれ、母に叱られていたなぁと思い出し、懐かしくなりました

母には申し訳ないとは思いましたが・・・僕はその家業を受け継ぐ事を決めました





夜の帳を味方につけ、獲物を狙い、奪い去る

その姿は未だ誰も見た事がないという

『怪盗ゲオルギオス』

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そう・・・父の家は代々『怪盗』を受け継ぐ一族

父が三代目、そして僕が四代目

受け継いだからにはしっかりその仕事果たさせてもらいましょう





やがて、町中に『怪盗ゲオルギオス再来』の話題が飛び交った

狙われるのは決まって貴族

そして、その貴族が最も大切にしている宝

狙った獲物は確実に奪い去った

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**********



今宵も僕は怪盗としての仕事を果たす為、獲物を探していました

月夜が綺麗だなぁとぼんやり空を見上げていたら、

男の人に声をかけられました

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「おーい!」

僕の方を見て、手を振ってニコニコしながら彼はこう言いました

「お前さん、怪盗ゲオルギオスじゃろ?」

「・・・・・・・・・」

正直、驚きました・・・単刀直入に聞いてくるとは思っていなかったので





「違いますよ」

いつしか作り笑いが得意になっており、嘘の笑顔で僕は誤魔化そうとした・・・が・・・

「ウソは通用せんからな。なんせ、ワシはお前さんの父親とは面識がある!

 そして、お前さんの父親が怪盗ゲオルギオスという事を知っておるっ!」

「!」

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流石にこれには動揺しました・・・僕の父と面識があり、父の正体を知っていると・・・!?

そうすると、彼は畳みかけるようにこう言いました

「なぁ・・・こんなことはやめにせんか?お前さんの両親はこんな事望んじゃいないぞ」

「・・・・・・・・・」





「そう簡単にやめるとお思いですか?僕は怪盗ゲオルギオス。獲物を奪うのが仕事です」

「うん、やっぱりな。説得くらいで通用するとは思っていなかったわい。」

「わかったのならお立ち去りください。僕は仕事に戻りますので」

「いいや、探偵として、怪盗を見過ごすわけにはいかんのぅ」

「探偵・・・?」

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そう言えば、父から聞いた事があった気がする・・・

自分をしつこく追ってくる探偵の話の事を・・・もしや、彼が・・・?

「なあなあ、少し話をせんかい?あるいはひと勝負!どうだい!?」

「は?勝負?喧嘩ですか?」

「そうそう!ケンカケンカ☆男同士なら拳で勝負ってね!」

正直、喧嘩なら自信がありました

これでも夜の町を歩いていた身なので、喧嘩を売られるのは日常茶飯事でしたから





最近、あまり身体を動かしていなかったですし、丁度いいかもしれませんね

少々年配者の方に本気を出すのは申し訳ないですけど・・・

なんとしてでもここは逃げなければならないですし

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「いいですよ。受けて立ちましょう。その代わり、僕が勝ったら二度と僕に付きまとわないでくださいね」

「おう!いいぞ!あ、ちなみにケンカの相手はワシじゃないからの!

 最近腰痛がヒドくてケンカなんてできたもんじゃないからのぅ・・・歳はとりたくないのぅ・・・

 お前さんの相手はこっち」





彼がそう言って指差した先にいたのは

月の光にキラキラ輝く白銀の髪の毛を持った麗人

「ワシの弟子じゃ」

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彼に弟子と紹介された麗人は冷たい視線で僕を見ていた

女性が相手とか、美しいとか、そんな感情よりも先に思ったものそれは・・・

『この人も僕と同じように大切なものを失った虚無の目をしている』

それでした



To Be Continue・・・



**********



あとがき

長くなりました・・・!

文章多すぎました・・・!

続きます・・・!

いろいろすみません・・・!



ジゼルさんとの出会いを書くつもりが、

ユーリィさんの生い立ちも複雑すぎて先はそちらから~となってしまいました



補足として、ユーリィさんのおじいさんは教会の神父さんであり、孤児院経営者

昔はユーリィさんがなかなか馴染まず、対立していた部分もありましたが、

現在は仲良く教会のお手伝いと孤児院のお手伝いもしています

なんだかんだ似た者祖父孫設定です



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黒と白の出会い~探偵VS怪盗~

双子の約束

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